隣の部屋に泊まる事になった自衛隊のお兄さんたちのおかげで知った
海上自衛隊の船・掃海艇(そうかいてい)を見学してきました。
中村「船の中、見てみたいなあ」
隊員さん「あ、いいっすよ」
かるーい会話すぎて冗談かと思ったらほんとでした。
そう、一般公開が予定されていたのです。
さて、掃海艇はどんな船かというと、機雷(キライ:地雷の海バージョン)を除去するための船です。
機雷ってはじめて聞いた。自衛隊ってこんな事もやってるんだー、知らんかった。
中村「えーっと、機雷ってどのぐらいあるんですか?」
隊員さん「日本近海には第二次大戦中に撒かれた機雷がまだ5,000ほどあると言われているんです」
中村「ご、ごせん・・・!」
いつ爆発してもおかしくないそれらを発見したら、安全に爆発させるなどして除去しているのだそう。
戦争の傷跡ってこんな形でもいつまでも続いているんだ。
それから、湾岸戦争の時などはペルシャ湾にも遠征したんだそう。
ぎりぎりの危険と常に隣り合わせ・・・。
この船は最高の技術が満載で、一艘10億円ほどなんだそうです。
船体は鉄製ではなく木やプラスチック製。
(鉄だと磁気を帯びやすく、磁気に反応して爆発するタイプの機雷があるらしい)
隊員さん「この一番新しいのはプラスチック製です。木で船を作れる職人さんがもういなくなってしまったんです」
そうか。。。
さて、船内はこちら。隅々までぴっかぴか!
ここは飛行機でいえばコックピット部分。
船長さんたちが海図をみたり、データを解析する場所。
望遠鏡。
これは、海上に浮上させた機雷を打つための発射装置。
この船唯一の武器と言えるようなものだそう。
照準を狙う覗き穴(っていうの?)から覗かせてくれる。
隊員さんが手伝ってあげる。
これは装置を発射させて水中で機雷を爆発させるロボット。
見学者さん「あのー、この目玉は。。。?」
隊員さん「ああ、これは遊びです^^。ロボットだけど愛嬌があった方がいいかなと思いまして」
意外とお茶目。いかにも手でカットしたシートでした笑。
このカプセルみたいなのは、減圧症になってしまった場合に入る特別な装置。
減圧症のことが気になる方はwikipedia先生などをご参照ください◎
減圧症ってことは、相当海中での作業があるのかなあ、と思って聞いてみました。
中村「海中ではどのぐらいの作業をするんですか?」
隊員さん「基本的に7分程度です。万が一の場合に備えて用意してあります。
そして、この中に入ったままヘリで搬送できるようになっています」
反射しちゃって見にくいけど、窓を覗いたところ。中はベッドになっています。
へー!ほー!の連続。
知らないところで私たちの日々の安全や安心を守ってくれている人たちが
ここにもいるんだなあ。
これから自衛隊を考える時、
ここで出会ったお兄さんたちがいる場所って思うだろうな。
子どもたち大喜び。
中村寛子
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