2016年10月31日月曜日

後編『どうして八丈島に住むことになったの?』

つづき

前半はこちら↓
http://among0430.blogspot.jp/2016/10/blog-post_28.html?m=1

おがさわら丸に乗り込んで安心した私は八丈島に向かいました。

八丈富士から港を見下ろしたところ↓


八丈島からたろちゃんたちが乗ってくるまでのんびりしよう。




翌朝、八丈島付近。

大荒れ。

空と海はグレーで境界線がなくなった。

めちゃくちゃ荒れてる。


えっ、一年に一度しか八丈島寄らないのにまさか寄れないってことはないよね??

船内放送
「〜〜、〜〜で、八丈島通過します。」


ええっ?いまなんて?


電波が通じたのでたろちゃんに電話。

「ももちゃーん!ごめーーーん!乗れないー!!!涙
これはももちゃんにとってターニングポイントだね!!とにかく行ってきてー!」

みたいなことを言われ、私はなんと返事したかもう覚えてないけど、一瞬サーっとなった 笑



で、小笠原ってどこにあるの?

えっ小笠原島ってところじゃないの?

どこで降りるの?


こんなトンチンカンな人、多分おがさわら丸に1人だけ。なんの前情報もなくとにかく乗ったのだ。


八丈島からは150人乗るはずで、八丈島の港でみんなは落胆、そしてヤケクソの大宴会になったそう。


私は行くのを辞めることも、引き返すことも出来ず、とにかく小笠原に流れ着いた 笑


島流し、、、



そんな心配はよそに、たろちゃんのおかげで、小笠原の方々には大変手厚くおもてなしをしてもらい、無事にキレイな海に頭もつけられ、御蔵島とはまた違う感じのイルカとも出会えた。


八丈島からのたくさんのお客様を出迎える予定だった小笠原の方々も落胆した様子だった。


「これ、たろちゃんたちにお土産持って行って〜〜!よろしくね〜!また来てね〜〜!」




はあい!また来まーす!と沢山のお土産を預かり、帰りは八丈島で降りた。
皮肉にも帰りは寄港できたのだ。


ここで八丈島に寄ったのがまたミソ。
当初は寄るつもりはなかった。


たろちゃん
「ももちゃーん、夏八丈に住んでみる〜〜?」


「ええ?あーいーねー!いいのか?
うん、いーねー!本当に??」


たろちゃんマジックにより住むところとバイト先まで一瞬で決まった 笑


とにかく身1つで来ればいいよ〜!


自分はただそこにいて、自分の周りの世界だけがパタパタパタと音を立てて整った。



約1ヶ月後、本当に少しの洋服だけ持って八丈島に来た。


都会にいないときっとAMONGのあれこれがやりづらくなるよな〜という不安はもちろんあったけど、それよりとにかく


「八丈島に行く」という流れだった。


夏の間だけ〜と思っていたけど、やっぱり四季を通して体感したくて、今に至りました。


っていう謎の流れに乗って今、
私ここにいます。笑


そして不思議なことに八丈島に一年居ただけで、AMONGは大きくなりました。
たろちゃんをはじめとして、沢山の方々に応援してもらいました。



島で1番大きなお土産屋さんにも商品を置いてもらったり、「アイナスタイル」というロミロミサロンの空間を一緒に作らせてもらったり、八丈島物産展や、大きなスーパーの朝市に出店させてもらったり、、、


普段、AMONGの展示会だけでは知り合えないお客様と沢山出会いました。






八丈島に来たおかげでずっとやりたかったフラもできたし、ハワイとも深く繋がった。




都会にいなければ色々と広がらないなんて完全に思い込みだった。


自分の思い込みをひとつひとつ壊していって、どんどん自由になっています!


おかげさまでここまでこれたので、次のステージです。


中目黒出店まであと27日!笑
(ひとまず1ヶ月間の予定です)




おしまい


AMONG  金子桃子

2016年10月28日金曜日

どうして八丈島に住むことになったの?


AMONGの金子です。

『どうして八丈島に住むことになったんですか?』

最近よく聞かれます。

なんでだったかなー?

と、たどっていくと、


最初のきっかけは、品川の水族館で触らせてもらったイルカだった。笑

イルカのショーを見た時、すごいな!と思う反面、とてもいたたまれない気持ちになった。

なんだか窮屈だ!と思った。


イルカに触ることが500円でできた 笑
触った後にイルカは私に向かって手を振ってくれた。(ほんとだよ)


野生のイルカってどんなかな?と思ったのが全ての始まりでした。


野生のイルカに興味を持った私は、東京都御蔵島の周りで野生のイルカと泳げると知る。日本一の遭遇率。


小さな島で、宿を予約しないと入島できないという仕組み。

御蔵島は八丈島から少し北にあります。

その年の夏休み、都内の飲食店で働いていた私は無理を言って連休をもらった。

いよいよ御蔵島にいける!

その前日、宿の方から電話があった。
『多分来てもらっても、船が着岸できないかもしれない。もし船がついても、イルカ船を出せないかもしれない。どうしますか?(やめた方が良さそうな雰囲気満載)』


私は、ガーン、、、!となり、
銀座の店の前で泣いた。


せっかく休みを取ったのに〜
辛い、辛すぎる。


この時は島の天気のこととか、海の事情が1ミリも分かってなかった。

やり場のない想いを抱えて撃沈した。


でも今思えばこれは全てのはじまりだった。ここで行けなかったのが大きなターニングポイント。


しばらく イルカ、イルカ騒いでいた私に、いいお知らせが舞い込む。


当時付き合っていた彼氏が、八丈島で素敵な女性と知り合った。


その名もたろちゃん。(女性)
八丈島から御蔵島に行くドルフィンスイムツアーを主催している。


素敵な人だから絶対に会った方がいいよと紹介してもらった。そしてその次の年の夏はお天気も味方して、ついにたろちゃんのツアーで御蔵島に行けたのである。


そして何年か夏に八丈島から御蔵島に行くツアーに参加させてもらい、八丈島も馴染みのある島となった。


激しい黒潮が流れる御蔵島に行く前に八丈島でシュノーケルの練習をしておくのがとてもいいのです。

八丈島もなかなかの海だけど、練習のかいあって御蔵島でイルカと泳ぐことに成功!



海に頭を浸してぼーっとしたり、無重力を感じたり、ちょっとずつ深く潜っていける感覚がやみつきになった。



(この時、水中から見た太陽の光が、その後、ファーストコレクションのストールになりました。今はハンカチのみ販売しています。)


あ〜〜海ってスッキリするな〜!


そして去年の6月、またターニングポイントが来た。


たろちゃんを紹介してくれた彼氏と別れを迎え、ひろこ氏はアメリカに行くという。

私の支えだった2本柱からの強制的自立が求められた。

大丈夫!と言い聞かせても、ぜんぜん大丈夫ではなく、身体がついていかず、めまいがすごかった。

頭に熱が上がって来ているのがわかった。

もう、海に頭をつけるしかない!!

「たろちゃん助けてー!!
これから八丈島に行ってもいいかな?(もちろん何日か旅行で)」


身体が悲鳴を上げていたので、その時AMONGと並行してやっていたアルバイトを辞めた直後だった。


「ももちゃーん!八丈島は今梅雨で、島民も具合悪くなるくらいだから、4日後に小笠原に行くんだけど一緒にいかない?私たちは八丈島からおがさわら丸に乗るから、ももちゃんは竹芝から乗って!私たちと同じ行動でいいよね?」


「はい!なんでもいいです!ついていきます!とにかく竹芝から乗ればいいんだね!」


年に一度だけ、八丈島に寄港するおがさわら丸だった。
(普段は竹芝⇄小笠原)


この時、自分の中で何かが動き出して、興奮して、家の中を走り回った。二階にいた私は、一階にいる母親にそれを言いに行ったら電話中で、また二階にもどって、また一階に行ったら電話中で、、、
みたいなことをダッシュで4回くらい繰り返した。笑

早く終わってくれよ電話!!

まっくろくろすけを捕まえた時のトトロのメイちゃんみたいな動きだと思った。



それぐらいの何だか分からない興奮があった。


「お母さん!小笠原に行ってくる!」


そして意気揚々と、竹芝からおがさわら丸に乗り込んだ。25時間の旅。


たろちゃんが八丈島から乗ってくる。
それまでのんびり過ごそう。


とにかく25時間乗っていればキレイな海に頭をつけられる!





長くなったので
つづく、、、



AMONG 金子桃子






2016年10月26日水曜日

本当のはなし

こんにちは!

AMONGの金子です。


昨日のカミングアウト的なfacebookの投稿から沢山の応援メッセージ、お手伝いするよメッセージありがとうございます!



ますます2人ではもうできないし、やらなくていいんだ〜〜!!という気持ちの解放に包まれています 笑


いやいや、やることはやりますよ、もちろん 笑(自分に言い聞かせる)


そして、
何が「本当のはなし」かと言いますと、

ご存知の方も多いと思うのですが、
本当にAMONGって小規模で少量生産なんです。

今回新色のバックの評判がいいので♪ 足りるのか不安になってきているのが本音です。


嬉しい悲鳴ですね♪


ちなみにどのくらいかと言いますと、、、


現在の在庫は

未知なる道の柄
「耳を済まそう」

これ5個。

これ5個。

未知なる道の柄
「決めてみよう」

これ5個。



これ5個。



以上で〜〜す!

写真良くなくてごめんなさい。
近々プロにお願いします。



たっ、、、足りないだろ!!



ってことに気がついたのがつい最近で、さらに5個ずつ追加しています。


それでも足りなそうですね、、、
本当にいい色味なんです。


横浜の染め職人さんは本当にすっごいですよ。


オンラインストアで先に販売するので、販売スタート日時を設定いたしました!



10/28(金)12:00〜 
オンラインストアで販売スタート



1つ1つ生地のカットの位置で柄の出方が違いますので、オンラインストアでお求めの場合はおまかせになります。みんな違ってどれもいいので安心してくださいね。


この生地でもう少し大きめのボストンバックも作っていますよ。



ここで柄の説明もしますね。

未知なる道の柄です。


人生は迷路のようだなぁ〜〜!
と思っていた昨年にできた柄です。

日々いろんなことがあって迷ったり、行き止まりにぶつかったりすることもありますが、
とにかく楽しんで前に進んでいきましょう!というメッセージが込められています。


その新色で、こちらは
「耳を済まそう」






都会で目を使いすぎていた私は、めまいに悩まされていました。
目からの情報が多すぎたのでしょうか。

八丈島に来て、人の話し声より鳥の声や風の音がよく聞こえてきました。


雑音が聞こえなくなってくると、次第に自分に集中することができるようになりました。


私が耳を済まして1番聞きたかったのは
「本当の自分の声」。


皆様が耳を済まして聞いてみたいものはなんですか?


「耳を済まそう」







そしてこちらが
「決めてみよう」






私は決めるのが苦手。


でもあえて、決めてみる。


できない理由を引っ張り出して、
言い訳でかためて現状にとどまる。


やったことないし
そんなのできるわけないし


それをかき消して、できなそうって思っても、とりあえず決めたら何だかできる気がしてきて、さらにはできちゃった!

みたいな経験ありませんか?

人生は選択の連続ですよね。
1つ1つ自分を信じて決めてみよう!

自分の可能性を広げてくれる不思議な言葉です。




そんな2つの言葉をいつもそばに置いて欲しいと思って作りました。

生地が前回より薄く、織の目が細いのでより軽くてちょっと光沢があります。

¥9,720(税込)送料無料
レターパックにてお届けします。


こちらのバックと同じ生地でエプロンも作っています。



私たちのアイテムは白い生地を染めてもらうところからのスタート。


基本的に46m一気に染めてもらいます。

これは生地を歪まないように台に貼り付けているところ。

46mをバックにしてみたり、エプロンにしてみたり、ベルトにしてみたり、、、

(ストールもストール用に染めた生地をカットして作っています)


生地がなくなればそれらもすぐには作れないという仕組みです。


染めてもらうのに早くても1ヶ月はかかります。


だからおかげさまでSOLD OUTばかりのオンラインストアとなっています。


という様々な事情を抱えた中で生まれたオンリーワンバック。


どなたの手に!?


10/28(金)12:00〜 
オンラインストアで販売スタート



それではお楽しみに!
いつも応援ありがとうございます。


おまけ
ぜひ八丈島にも遊びに来て下さい♪



AMONG 金子桃子


2016年10月25日火曜日

流れに乗ろう!


私たちって本当にラッキー!



つくづくそう思う。


私たちの人生はとにかくいつもラッキーで、沢山の素晴らしい方々に助けてもらえる運命となっていることは、もう疑う余地もありません。


いつも各方面で支えてくださる皆様ありがとうございます。


あれはいつだったか、
こんなお店ができたらいいよねーと2人で紙に描いた。


それはシンプルな箱のようなお店でした。


そうしたら、
八丈島で本当にありがたい条件でお店ができた。
イメージにかなり近い。

(結果としてはロミロミのサロンでAMONGのアイテムを大々的に扱ってもらっています。)


オンシーズンが決まっている島だから、不定期、そして時短の営業にも関わらず、この夏、予想以上の結果となりました。


あっ、そっか
見てもらわないと売れないんだ!


今まで展示会とオンラインストアのみで販売していました。


お店に並べたら売れるんだ!


当たり前のことかもしれないのですが、体感として経験することができました。


もっといろんな人に見てもらいたいなぁ〜


こんな場所が、都内にもあったらいいね〜(八丈島も東京というのはおいといて)


そんなぼんやりした話をしてから、わりとすぐ、ヒロコ氏から電話がかかってきた。


それがとにかく思い通りの空間であることはすぐに分かった。


さすがに
「本当にラッキ〜だね、私たち!」と思いました。


とにかく中目黒から徒歩1分半の駅近。

そして、一階でガラス張り!

そして、大きな鏡がある!


いつも展示会をやる場所を探すときの希望をすべて兼ね揃えた空間なのです。

オーナー様、ありがとうございます!!


ちなみに私はまだそこを見ていません。笑


でもヒロコ氏の声の調子と焦り具合で、それは本当にいい場所だということはもう分かっています。



2年前の春、


私はヒロコ氏と何かをやりたいと思って

「何かやろー」から始めたAMONG。


今ここでこうなってるとは、微塵も想像しておりません〜


まさか八丈島に住んでるとは思わないし 笑


うーん、とにかく未知数で笑える人生です。


今日八丈島に来てくださっていたお客様から、

「2人を見てると、
もっと自由でいいんだ!って思える」

と言ってもらいました。


あ、AMONGを通して伝えたいことってきっとそれだ!と思いました。


こうでなければいけない
こういうやり方でなければならない


私たちはどんどんその縛りが消えてきていて、流れに乗り上手になっています。


自分がやらなきゃ
自分さえ頑張れば


と頑なに握りしめていたとき、助けて〜なんて言えなかった。


今はもう、いい意味で諦めがあって、
2人ではもうできないと思っています。



そしてその方が楽しいし、
うまくいく。


コンセプトさえちゃんとしていれば大丈夫。


本当にAMONGを通して私は成長させてもらっています。


初めて銀座で展示会をやらせてもらった時。顔が違う  ↓



ということで、11月末から中目黒でまずは一ヶ月間お店をオープンさせてもらいます。




常に動きたい私たちに、ずっと固定の場所でお店をやるにはまだ抵抗があって。

まず一ヶ月。

一ヶ月たったらまた見えるものがあるでしょう!遊びに来てください♪


あっ、その間、芦屋、鳥取や、鎌倉、川口でもやるので、私たちがいない場合もあります。


信頼のおけるどなたかにお店番をお願いしたいと思っています。


よろしくお願いします♪



「流れに乗ろう」という名前のストール↓
効果ありすぎるね、、、!!
言葉の力は本当にすごい。





AMONG 金子桃子

2016年10月21日金曜日

オイシイネのはなし

こんにちは!
AMONGの金子です。

いよいよ、昨年大人気で関西に行く頃には完売していました
稲柄『オイシイネ!』が一足先に販売致します。

税込19,980円。
生地はシルクレーヨン。
96×180cmの大判です。


ご予約のお客様には、来週にはお届けできるかと思います。ご連絡しますね。


お客様から山形県の米沢市マルヘイ農園さんに稲刈りに行かれた時のお写真を頂きました。

素晴らしい黄金色ですね!!
そうそう、この風景を思い浮かべて絵を描いたんです。

風で稲穂が波のように揺れるあの感じ。表現しています。




あ!!





こっこれは!!


オイシイネ!のストールではないですか!

オイシイネ!のストールを巻いて稲刈りをして頂けるなんて!涙


理想のシチュエーションでございます。

A様&S様ありがとうございます♪


私たち、
別に頼んでないんですけどね、笑
AMONGのお客様は本当に素晴らしい方々ばかりなので、皆様自発的にナイスな場所で撮影会をしてくださるんですね。


ストーリーがあって本当に楽しいし、嬉しいです。


いつかAMONGフォトコンテストもやってみたいです!
今思いつきました。笑




そしてちょっとばかり気がかりなのが、今回も、ものすごく少量生産です。

なので、ご予約分を除くと、
あと十数枚、、、


少なっ!!


すみません大人の事情です 笑


なので、
展示会の終盤までには無くなっている可能性もあります。


気になる方はどうぞお早めにチェックをお願いします♪
オンラインからもご購入頂けます。


こちらと同じ柄でエプロンも出来てきました。


女性にはもちろんなのですが、男性がしてもかっこいいです。


エプロンというよりワーク系前かけ!?といったかんじでしょうか。


お料理はもちろん、ガーデニングやDIYにもオススメです。

チラ見せ↓

ウクレレの先生TAKAさん。
静岡から一ヶ月間八丈島にいらしています。

ハワイな感じの男性にも似合います♪


エプロンは展示会でお披露目!
お楽しみに!



いよいよ
11月末より各地でPOP-UP-STORE開催します!!



日程はこちらをご覧ください