2016年2月7日日曜日

桐生にまつわるお話

次回のストール産地・桐生の紹介をしてみたいと思います!
桐生は群馬の東部。東京から片道1時間半ほどです。


コミュニティカー「MAYU-Blue」号。



時速30キロ。
桐生市内や絹遺産群を巡っていて無料で乗り降りできます。楽しい♪




左から、MAYU-Yellow MAYU-Green MAYU-Blue MAYU-Pink 

絶妙なネーミング、たまらん!



これまでのAMONGプロダクトは横浜産ですが(横浜産も引き続きやりますよ^^)
横浜と桐生はとても縁があるんですよ。



桐生は日本有数の織物産地。
奈良時代(約1,200年前)の税といえば租庸調なのですが、
(ソヨウチョウ。。。学校でやったような気がするでしょー。それそれ。)
税として糸や布を納めていた記録が残っています。




さて、時は1859年(安政6年)、
横浜港が開港し、世界との貿易がスタートします。


絹の一大産地であった群馬、
そして2014年に世界遺産に指定された富岡製糸場でつくられた生糸は
横浜港から世界へ輸出されます。
当時の輸出品のなんと80%以上を占めていました。
今の豊かな日本ができた背景に生糸あり!



この群馬と横浜をつなぐ鉄道が両毛線。
2015年の大河ドラマでも登場しました。
生糸を大量に短時間で横浜港へ運ぶためにつくられた鉄道です。






お出かけの際は、そんなことにも想いを馳せてみては。
背景を知ると味わい倍増◎





それにしてもずーっと鎖国が続いていた当時のメンタリティを想像すると
勇気がでませんか?!

見た事も聞いたことも、想像したことすらないものを
よくまあ受け入れ取り入れミックスさせて、国の仕組みから建物、食べ物、服装から何からなにまで
次のスタンダードをつくっていったものですね〜。



今メイドインジャパンが各業界で注目されているのは、
次の日本のお役目を発揮するために、まずはこれまで培ってきたものを見直す必要があるからかも。。。



貧しい時代から今に繋がる信頼をつくってくれた先人への
感謝とともに、私たちは次のよりよい時代をつくっていけたらいいですよね。
ひとりができることはほんの小さなステップかもしれませんが、
そんなことを願います。
(ミサイル発射のあった本日に寄せて)






次回作のモチーフは着物の柄!
桐生の大得意技でもあります。


伝統を活かしつつこだわらず、
今の暮らしやこれからのムードに沿う1枚になったらいいな。



桐生にまつわるお話でした◎
リリースをお楽しみに♪



中村寛子




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