眼球の奥が痛くてなかなかブログが書けませんでした 笑
改めて、いつもお世話になっている横浜の染工場さんへ中村と行って来ました!
シーサイドラインに乗って。
シーサイドラインのゆるキャラ、しーたんと握手。
何も分からず、
ストールを作ってみたいんですー!
とお願いしてからもう三年!
ありがたいお付き合いをさせて頂いています。
工場内は明るく、働いている方の雰囲気もとてもよく、気持ちのいい工場さんです。
しかしこんなに立派な工場さん、
経験も何もない私たちとよくお取り引きしてくださったなぁーと、
ありがたい気持ちでいっぱいです。
最初に見学させてもらった時と今回では、見えるものが全然違いました。
どうやって、商品ができていくのか、やってみて、ようやく理解できてきたのです。
片道25mほどの台に白い生地を貼り、型をのせては色をのせ、どんどん右にずらして連続させて柄を染めていくのが、手捺染(てなっせん)という手法です。
台に熱があるので染め場は熱気ムンムン!これ、夏は大変そうです!
一色につき一型をつくるので、色数が多くなると往復の回数が増えます。
例えばこの稲の柄だったら↓
黄色、紺色、茶色
というように三型作って、各色をのせていきます。
順番も重要。滲むとか滲まないとかを踏まえて。
色と色が重なり合っているところが、かなりの細さで重なっていることがわかりますか?
その重なり合っている色が生まれることによって、生地に深みが出ているなぁと私たちは思っています。
デジタルではできないですね。
(でもデジタルにしかできないこともあります。どっちもいい。)
型置き場↓
次に染める型や、染料を洗い流した型が並んでいます。
大きなものは結構重そう!!
力仕事!!
こちらの工場さんでは今、8人の染めの職人さんがいらっしゃいます。
若い方も増えてる!
このストールはこちらでまさに染めてもらったものです。職人さんに商品になった状態で見てもらえてうれしい ↓
なんか顔と首と体のバランスが変。
やたら首が細く見える 笑
染め場の裏に色を調合する小部屋があって、データと経験から、色を予測して調合します。
「もうちょっとここをこう明るくしてください〜〜」などニュアンスを伝えると、
アマングさんの赤はこんな赤かな?と想いをめぐらせて作ってくださいます。
奇跡!!
としか言いようがない、果てしない作業。
まるでここは実験室。
調合してできた染料↓
職人技の捺染(なっせん)も素晴らしいですが、
インクジェットプリントも素晴らしいのです。こちらでも色を調整してくださる職人さんがいます。
デジタルだからといって全て機械がやるわけではありません。
写真のように複雑な色をたくさん出したい時はインクジェットプリントが適しています。
他社さんのストールと一緒に仕上がっている、新八丈島シリーズの海中、亀のストールが染め上がっていました。
これから縫製の工場さんへ ↓
初めて工場に来た時には、
ぜひとも職人技である捺染をやりたいと意気込んでいたのですが、
デザインにあったやり方で選ぶのがいいですよ〜と、営業さんに言われたのも今ではよく分かります。
どちらも素晴らしい技術です。
何ごとも、いいわるいじゃなくて、向き不向きがありますもんね。
素晴らしい出会いに感謝です!
ではまた〜〜!
金子桃子
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