AMONGの金子です。
『どうして八丈島に住むことになったんですか?』
最近よく聞かれます。
なんでだったかなー?
と、たどっていくと、
最初のきっかけは、品川の水族館で触らせてもらったイルカだった。笑
イルカのショーを見た時、すごいな!と思う反面、とてもいたたまれない気持ちになった。
なんだか窮屈だ!と思った。
イルカに触ることが500円でできた 笑
触った後にイルカは私に向かって手を振ってくれた。(ほんとだよ)
野生のイルカってどんなかな?と思ったのが全ての始まりでした。
野生のイルカに興味を持った私は、東京都御蔵島の周りで野生のイルカと泳げると知る。日本一の遭遇率。
小さな島で、宿を予約しないと入島できないという仕組み。
御蔵島は八丈島から少し北にあります。
その年の夏休み、都内の飲食店で働いていた私は無理を言って連休をもらった。
いよいよ御蔵島にいける!
その前日、宿の方から電話があった。
『多分来てもらっても、船が着岸できないかもしれない。もし船がついても、イルカ船を出せないかもしれない。どうしますか?(やめた方が良さそうな雰囲気満載)』
私は、ガーン、、、!となり、
銀座の店の前で泣いた。
せっかく休みを取ったのに〜
辛い、辛すぎる。
この時は島の天気のこととか、海の事情が1ミリも分かってなかった。
やり場のない想いを抱えて撃沈した。
でも今思えばこれは全てのはじまりだった。ここで行けなかったのが大きなターニングポイント。
しばらく イルカ、イルカ騒いでいた私に、いいお知らせが舞い込む。
当時付き合っていた彼氏が、八丈島で素敵な女性と知り合った。
その名もたろちゃん。(女性)
八丈島から御蔵島に行くドルフィンスイムツアーを主催している。
素敵な人だから絶対に会った方がいいよと紹介してもらった。そしてその次の年の夏はお天気も味方して、ついにたろちゃんのツアーで御蔵島に行けたのである。
そして何年か夏に八丈島から御蔵島に行くツアーに参加させてもらい、八丈島も馴染みのある島となった。
激しい黒潮が流れる御蔵島に行く前に八丈島でシュノーケルの練習をしておくのがとてもいいのです。
八丈島もなかなかの海だけど、練習のかいあって御蔵島でイルカと泳ぐことに成功!
海に頭を浸してぼーっとしたり、無重力を感じたり、ちょっとずつ深く潜っていける感覚がやみつきになった。
(この時、水中から見た太陽の光が、その後、ファーストコレクションのストールになりました。今はハンカチのみ販売しています。)
あ〜〜海ってスッキリするな〜!
そして去年の6月、またターニングポイントが来た。
たろちゃんを紹介してくれた彼氏と別れを迎え、ひろこ氏はアメリカに行くという。
私の支えだった2本柱からの強制的自立が求められた。
大丈夫!と言い聞かせても、ぜんぜん大丈夫ではなく、身体がついていかず、めまいがすごかった。
頭に熱が上がって来ているのがわかった。
もう、海に頭をつけるしかない!!
「たろちゃん助けてー!!
これから八丈島に行ってもいいかな?(もちろん何日か旅行で)」
身体が悲鳴を上げていたので、その時AMONGと並行してやっていたアルバイトを辞めた直後だった。
「ももちゃーん!八丈島は今梅雨で、島民も具合悪くなるくらいだから、4日後に小笠原に行くんだけど一緒にいかない?私たちは八丈島からおがさわら丸に乗るから、ももちゃんは竹芝から乗って!私たちと同じ行動でいいよね?」
「はい!なんでもいいです!ついていきます!とにかく竹芝から乗ればいいんだね!」
年に一度だけ、八丈島に寄港するおがさわら丸だった。
(普段は竹芝⇄小笠原)
この時、自分の中で何かが動き出して、興奮して、家の中を走り回った。二階にいた私は、一階にいる母親にそれを言いに行ったら電話中で、また二階にもどって、また一階に行ったら電話中で、、、
みたいなことをダッシュで4回くらい繰り返した。笑
早く終わってくれよ電話!!
まっくろくろすけを捕まえた時のトトロのメイちゃんみたいな動きだと思った。
それぐらいの何だか分からない興奮があった。
「お母さん!小笠原に行ってくる!」
そして意気揚々と、竹芝からおがさわら丸に乗り込んだ。25時間の旅。
たろちゃんが八丈島から乗ってくる。
それまでのんびり過ごそう。
とにかく25時間乗っていればキレイな海に頭をつけられる!
長くなったので
つづく、、、
AMONG 金子桃子
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